環境問題図解

 

「環境問題」の図解をしました。国立環境研究所さんと協働したプロジェクトです。「環境問題ってどうやって起こるの?なぜ起こるの?」みたいな疑問に少しでも答えようとしたものです。ふくざつで一見わかりにくくとっつきにくい環境問題を、共通のフォーマットで構造化して図解にすることで、より多くの人にわかりやすものにしたいという狙いがあります。

 
 

共通の「環境問題」の図解、問題別の「公害」「気候変動」「資源問題」を取り上げています。環境問題はとても複雑で、ここに書かれたようにシンプルに言えないことも多いため、どんな情報を載せ、どんな情報は省くか、判断に迷うことも多々ありましたが、国立環境研究所さんの専門的なアドバイスとディスカッションを経て、こうした形におさまりました。

図解としては、大きく3つのポイントがあります。

1. 共通化

・すべての図解を3×3の枠内におさまる共通のフォーマットにしている
・そのため、ほかの問題や事例もあてはめることができたり、比較分析できる

2. 構造化

・上下の軸に経済と社会、左右の軸に企業と個人を入れるルールにしている
・そうすることで、経済と社会と企業と個人が関係しあい中央の「環境」に影響を与えるという構造になっていることがわかる

3. 段階化

・「信号」のモチーフで5つの段階をつくり、各段階の印象を補足している
・こうした段階の定義づけによって、時間軸の移り変わりを構造的に表現している

この図解について、くわしい趣旨説明や内容について詳細な補足などは国立環境研究所さんのHP等で見ていただければと思います。以下にリンクを貼っておきます。

https://taiwa.nies.go.jp/colum/kankyo_zukai.html

近藤哲朗,沖山誠,平野咲江,高橋尋美,大下文輔