図解総研の価値観「SBC」
図解総研の価値観は「SBC」というフレームワークに基づいています。SBCは「Social(社会性)」、「Business(経済性)」、「Creative(創造性)」の3つの要素が互いに重なり合う活動をしようという考え方です。このSBCの3つについて、それぞれどんな意味なのかを説明していきます。図解総研のあらゆる活動の根幹にある行動原理となっています。ここではSBCの3つについて説明していきます。
Social(社会性)
「社会性」とは、私たちの活動が社会にどのような影響を与えるかを考えることです。図解総研では、関係するステークホルダーにとって正のインパクトをもたらす活動を目指しています。この考え方をもとに、2020年に「パーパスモデル」を共同考案しました。パーパスモデルは、共通目的を中心に、誰がどのような形で関わるかを可視化したモデルです。誰か考慮できていないステークホルダーはいないか?誰か犠牲にしていないか?常に内省的にプロジェクトを俯瞰するための共通言語でもあります
Business(経済性)
次に「経済性」です。これは、活動が経済的に成り立つかどうかを示します。どれだけ社会的意義があったとしても、経済的に持続可能でなければ、その活動は長続きしにくくなります。図解総研では、経済性を考えるための手法として、2018年に「ビジネスモデル図解」を考案しました。ビジネスモデル図解は、3×3のマス目でビジネスモデルに不可欠な要素をビジュアルで表現する共通言語です。この図解を使うことで、言葉では伝えにくいビジネスモデルを端的に表現し、コミュニケーションコストを減らします。
Creative(創造性)
最後に「創造性」です。これは、新しいアイデアや革新的な解決策を生み出すことを指します。既存の枠にとらわれない新たな発想を取り入れるための考え方です。たとえば、図解総研では「逆説の構造」という手法を考案し、常識にとらわれない逆説的なアイデアを引き出しやすくすることを目指しています。
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これら3つの要素をバランス良く組み合わせることが、図解総研の活動の基盤です。また、順番も大事です。まずは社会性を考え、次に経済性を確保し、最後に創造性を加える。社会性に配慮していない経済性や創造性は、誰かを犠牲にするかもしれず、社会性や経済性がないのに創造性だけを生み出そうとするのは空虚になりがちです。
このSBCの考え方は、社会性、経済性、創造性のバランスを保ちながら、常に自省をしながら、より良い未来を目指して活動を進めるための図解総研でもっともだいじな指針となっています。