Kadai のマップ画面。課題を丸で置き、因果関係を矢印でつないでいる。「バス路線が減る」から「交通空白地域が深刻化する」、そこから「買い物環境が悪化する」「通院アクセスが悪化する」へと流れ、公共交通・生活アクセス・人口と担い手・健康と福祉・経済と観光のまとまりで囲ってある。丸のふちのリングは目標への進み具合、札は誰の課題か(住民・企業・行政)を表す。

概要

Kadaiは、自治体・企業・NPOの課題解決を支援するWebアプリです。複雑な課題の構造を見える化し、現場の声を集め、解決策を立案し、進捗を管理する——課題解決の全プロセスを、ひとつのツールで支えます。

地域の課題、社会の課題、組織の課題。それらは単独で存在することはほとんどありません。ひとつの課題が別の課題を引き起こし、それがまた別の問題につながっていく。たとえば、「バス路線が減る」→「交通空白地域が深刻化する」→「買い物環境が悪化する」→「高齢者の健康が悪化する」……というように、課題同士が複雑に絡み合い、どこから手をつけるべきか見えなくなる。これが多くの自治体・企業・地域が直面している現実です。

そこで、図解総研がこれまで多数のプロジェクトで培ってきた「課題を構造的に可視化する」ノウハウをシステム化しました。

開発の背景

Kadaiは、図解総研がこれまでのプロジェクトで培ってきた課題の可視化への暗黙知を、どこまでツールとして再現できるか――そんな問いから生まれました。

図解総研は、財団や多様なステークホルダーと協働し、地域や社会の課題を因果関係でつないで一枚の絵にする「課題マップ」を数多く手がけてきました。住民や専門家とのワークショップで課題を洗い出し、それらを束ねて構造化する。課題と解決策を紐づけ、住民主導の小さな実験(マイクロプロジェクト)につなげる。

こうした一連のプロセスで積み上げてきたノウハウが、Kadaiには凝縮されています。

現在はプロトタイプの段階で、生成AIとの対話のみで開発を進めるという実験的な手法をとりながら、日々アップデートを重ねています。正式リリースの際はあらためてお知らせいたします。

Kadaiでできること

◼︎課題同士の因果関係を「マップ」で可視化

Kadai のマップ画面。課題を丸で置き、因果関係を矢印でつないでいる。「バス路線が減る」から「交通空白地域が深刻化する」、そこから「買い物環境が悪化する」「通院アクセスが悪化する」へと流れ、公共交通・生活アクセス・人口と担い手・健康と福祉・経済と観光のまとまりで囲ってある。丸のふちのリングは目標への進み具合、札は誰の課題か(住民・企業・行政)を表す。

◼︎課題をテーブル形式で整理

Kadai の階層テーブル画面。カテゴリ・ループ・課題の3段で畳んだ一覧と、その下に原因と結果の組を並べた因果関係一覧。どのループに属するかも列で示される。

◼︎解決策の進捗を管理

Kadai の解決策の画面。検討中・実施中・完了・保留の4列に、解決策のカードを並べた board。カードには施策かマイクロプロジェクトかの種別、担い手(行政・住民・企業・NPO)、効く課題と見込む数字が入る。

◼︎KPIの達成状況をダッシュボードで追跡

Kadai のダッシュボード画面。課題数12、因果関係16、解決策15、住民の声16の数え上げと、課題ごとの KPI 達成状況。どの解決策がどれだけ寄与しているかが、積み上げの棒と目標線で示される。貢献する施策が無い課題は 0% のまま空欄になる。

こんな場面で活用いただけます

◼︎課題が複雑に絡み合っていて、全体像が見えない

◼︎課題をチームや組織で共有・整理したい

◼︎解決策の進捗やKPIを一元管理したい

etc.

アプリ情報

アプリ名:Kadai
対応環境:Web
ステータス:プロトタイプ(開発中)
言語:日本語
開発者:近藤哲朗・沖山誠