2020年1月17日、国立環境研究所と一緒につくった環境問題の図解「図解でわかる!環境問題」が、同研究所の社会対話・協働推進オフィスのサイトで公開されました。

どんな図解か

環境問題がどう起こり、どう進み、どう収まっていくのかを、共通の型で描いた全44点の図です。2つの層に分かれています。

「図の基本的な構造」。環境を中心に、上に経済、左に企業、右に個人、下に社会が置かれ、生産・消費・負荷・保全・働きかけ・訴えの矢印でつながっている

  • 共通図解(19点):どの環境問題にも使える枠組みです。経済活動が自然に負荷をかける「経済ループ」と、社会が問題に気づいて企業に働きかける「環境対策ループ」の2つで、構造を説明します。環境の状態は信号の色で表し、初期・進行・対策・抑制・収束の5つの段階で変化を追います
  • 問題別図解(各8点):同じ枠組みを、公害(水・大気・土壌の汚染)、気候変動、資源問題(森林資源)の3つに当てはめています

「5つのフェーズのまとめ」。経済・環境・社会の3段を5つ並べ、環境の円の色が青、黄、赤、黄、青と変わっていく

対策が足りずに破綻に向かう場合や、被害が出る前に手を打つ「未然防止」も、同じ型の中で描いています。問題ごとに別々の説明を読まなくても、どこが同じでどこが違うのかを見比べられます。

気候変動の進行段階の図。大量生産・大量消費の経済が大気に負荷をかけ、二酸化炭素濃度が上がって異常気象をもたらす流れを、同じ型で描いている

図はいずれも「図解でわかる!環境問題」(国立環境研究所、図解総研)より

だれでも使えます

図は、パワーポイントとPDFでダウンロードできます。クリエイティブ・コモンズのライセンスで公開されており、複製や改変をして使えます。

図解の考え方は、フレームワーク「環境問題図解」でも紹介しています。

メンバー

  • 国立環境研究所:田崎智宏さん、亀山康子さん、山口臨太郎さん
  • 図解総研(当時の名称はビジネス図解研究所):近藤哲朗、沖山誠、大下文輔、高橋尋美、小暮咲
  • 公開:2020年1月17日(2020年6月15日に一部修正)