2023年12月に出版した『政策図解』(日経BP/近藤哲朗・沖山誠著、鈴木寛先生監修)の全文を、図解総研の note で公開しました。公開期間は、2026年11月1日から2027年10月31日までの1年間です。
全文公開に寄せて
著者の近藤哲朗からのメッセージです。note の記事の冒頭にも載せています。
この本のきっかけは、2019年に経済産業省で、官僚の方々に向けてビジネスモデル図解の講演をしたことでした。そのとき「ビジネスモデルが図解できるなら、政策も図解できるのでは?」というご意見をいただき、官僚の方々や政策に関わる方々の有志が集まって、足かけ4年以上をかけて生まれた本です。
政策という、変数が多くとても難しいものを、これだけシンプルに図解してしまうことには葛藤もありました。それでも、政策を「誰が、誰に向けて、何のために、どんな手段で行っているのか」という最小限の要素で表すくらいのことをしなければ、無数にある政策をひとりの市民がとらえるのは難しいだろうと考えて、この本をまとめました。
いまも世界中で不安定な情勢が続いています。ひとりひとりが政策をもっと見つめ、対症療法だけでなく、構造的な仕組みからどう社会を変えていけるかを考えるべき時にきていると思います。そこで、発売から少し時間が経ってしまいましたが、『政策図解』の全文を公開することにしました。
この本が、先人たちの生きた知恵にふれる入り口になり、社会への違和感やもやもやを抱えている人や、よりよい未来の社会へ一歩を踏み出そうとしている人にとって、お守りのような本になることを願っています。
6冊すべての全文を公開しました
図解総研はこれまでに6冊の本を出していて、順に全文を公開してきました。『政策図解』が最後の1冊です。
これまでの全文公開は、期限を決めずに続けてきました。『政策図解』は日経BPと相談し、まず1年間の公開にしました。
刊行後に使われた場面
刊行後、学校や省庁で使っているという声を聞きました。複数の省庁から声をかけていただき、政策を図解するワークショップを行いました。経営者の方からの依頼で、経営者どうしが自分たちの事業に関わる政策を図解するワークショップも開いています。
本の内容
社会の課題に対してつくられてきた50の政策を、1つずつ、1枚の図と文章で説明しています。全体で11万字を超えます。図は政策図解という1つの型でそろえています。通して読む必要はなく、目次から気になる政策へ飛んで読めます。
- 第1章 経済を支える 人材育成、事業創出、事業活動、労働環境、技術開発、市場環境。J-Startup、規制のサンドボックス制度、特許制度、無期転換ルール、同一労働同一賃金、SBIR制度、TPP11などを扱います
- 第2章 社会を支える 教育、地域、健康・医療、生活、社会基盤、自然環境。大学ファンド、地域おこし協力隊、ふるさと納税、セルフメディケーション税制、個人情報保護法、パリ協定などを扱います
内容は、制作当時(2023年)のデータに基づいています。刊行後に見つかった誤りは、note の記事では直してあります。
書誌情報
- 書名:政策図解
- 著者:近藤哲朗、沖山誠
- 監修:鈴木寛
- 出版社:日経BP
- 発売日:2023年12月7日
- 定価:2,640円(税込)
- 判型とページ数:A5判、312ページ
- ISBN:9784296000098
発売のときのお知らせはこちらです。
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