愛知県岡崎市の一般社団法人And Forestと、1日の合宿形式で事業を整理し、企業に説明するための資料のラフと、中心になる図解をつくりました。図解総研ではこの進め方を「図解合宿」と呼んでいます。

背景

And Forestは、流域に暮らす人が森という自然資本に目を向ける社会を目指す共創プラットフォームです。森の研修ツアーや木工ワークショップ、プロダクト開発などに取り組んでいます。

依頼を受けたのは、法人を設立した直後でした。これから企業に参加を呼びかけるにあたり、自分たちの取り組みを整理し、企業とのやり取りに使えるスライド10枚ほどの資料をつくりたい、という内容でした。

話を聞いていくと、会員制度や収支の構造など、資料の前に事業そのものを整理する必要があることが分かりました。そこで、事業の棚卸しから一緒に始めました。

つくったもの

1日のあいだに、資料のラフと、中心になる図解までを仕上げました。

And Forestのみなさんは、ビジネスモデル図解(ビズグラム)に近い図を事前に用意していました。今回の目的は企業に説明することなので、情報の量を減らし、説明の要点に絞ることにしました。

完成した図は、And Forestを真ん中に置き、山主、企業、個人、行政、共創パートナー、運営メンバーがそれぞれ何を求めて関わるのかを示しています。関わる動機が見えると、説明を受ける側も、自分がどこで関われるかを考えやすくなります。運営メンバーを一人ずつ載せるのをやめて「運営メンバー」とまとめるなど、情報を減らす判断を重ねました。

合宿でつくった図「活動の全体像」。And Forestを中心に、企業、個人、共創パートナー、運営メンバー、行政、山主が円に並び、それぞれが何を求めて関わるのかが書かれている

進め方

And Forestは愛知県、図解総研は東京にあり、ふだんは離れています。立ち上げの時期は状況の変化も早いので、対面で1日集まり、その場で図にする形を図解総研から提案しました。And Forestから3名が図解総研のオフィスを訪れました。

当日は次の順で進めました。

  1. 事業の棚卸し
  2. 収支の構造と会員制度の整理
  3. 図解の作成
  4. 図を見ながらの議論と編集の繰り返し

図解総研の伴走は、ふだんは3か月から半年ほどかけて、月に1回や隔週で議論を重ねます。これに対して合宿は、全員で情報を整理し、図にして、直して、また議論する流れを1日で何度も回せます。立ち上げ直後の組織や、状況の変化が早い事業に向いた進め方です。

合宿のあと、And ForestのWebサイトのデザインと実装も図解総研が担当し、サイトは2025年11月27日に公開されました。

詳しい経緯は、図解総研の note の記事「たった1日で組織のもやもやを可視化した「図解合宿」」で紹介しています。

概要

  • 時期:2025年10月から。Webサイトは2025年11月27日に公開
  • 図解総研の役割:事業の整理、説明資料と図解の作成、Webサイトのデザインと実装
  • 成果物:企業向けの説明資料のラフ、事業の全体像の図解、Webサイト
  • 公開先:一般社団法人And Forest