2025年11月、人材サービスの会社で、役員と管理職の方々に向けた2時間の研修を行いました。書籍『会計の地図』をもとに、財務三表のつながりをレクチャーし、そのあと4つの問いで自分の仕事と数字を結びつけるワークを進めました。講師は代表の近藤哲朗です。

背景

ねらいは、管理職の方々が、数字を経営の構造として読めるようになることでした。会計の知識を増やすことよりも、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を1つのつながりとして捉え、社内で数字について話すときの共通の言葉を持つことを目指しました。

つくったもの

  • レクチャーのスライド:会計の地図の見方と、財務三表のつながりを説明するスライドです。この研修に合わせて構成と見た目を整えました
  • 4つの問い:ワークで使う問いを設計しました。(1) きょうの話で学びになったこと、(2) いまの自分の仕事と関わりがある会計の用語と、その関わり方、(3) 会計を学んだ先にどんな状態になっていたいか、(4) その状態に近づくためにこれから何をするか、の4つです
  • 参考資料:同じ業界の上場企業2社について、公開されている決算の数字を業界の目安と比べ、差が出る理由を読み解く資料です。研修のあとに渡しました

「会計の地図」の見方を説明するスライド。資産・負債・純資産・費用・売上の5つのブロックでできた図に「全部で5つのブロックにわかれています」と添えられている。

進め方

2025年10月にオンラインで打ち合わせをし、企画書を出しました。はじめは、他社の決算をグループで分析する3時間の案でした。その後、相手先と相談して2時間に収め、レクチャーと、4つの問いについての話し合いに絞っています。

事前に『会計の地図』のパート1を読んできてもらうようお願いしました。ただし、読んでいなくても参加できる内容にしています。当日は、参加した方々が本を手元に置いて受けていました。

当日の構成は次のとおりです。

  1. 導入とレクチャー(約55分):会計の地図とは何か、財務三表のつながり
  2. 個人ワークとグループでの話し合い(約40分):問いごとに、まず一人でふせんに書き、そのあとグループで話します
  3. 全体共有とまとめ(約20分)

会計の地図が、利益の部分を境に貸借対照表と損益計算書に分かれることを示すスライド。「実は利益のところが“のりしろ”のようにくっつく仕組みになっています」と書かれている。

概要

  • 実施時期:2025年11月
  • 対象:役員と管理職
  • 図解総研の役割:企画、資料の作成、講師
  • 成果物:レクチャーのスライド、ワークの設計、参考資料
  • 公開先:なし(社内向けの研修)