2026年2月25日と3月25日の2回、「永井経営塾」の対談ライブに、代表の近藤哲朗が出演しました。
永井経営塾は、株式会社KADOKAWAが主催する、サブスクリプション型の経営研修サービスです。『ビジネスモデル3.0図鑑』の版元であるKADOKAWAから依頼を受けて、オンラインの配信に2か月続けて出演しました。
2回のテーマ
通しの題は「自分のレベルを1つ上げるビジネスモデル仕事術」で、前編と後編に分かれています。どちらも、近藤が用意したスライドを画面に映しながらお話ししました。
前編(2026年2月25日)「ビジネスの本質を見抜く 図解思考の鍛え方」
「自分のレベルを1つ上げる」とはどういうことか、という問いから始めました。前編の答えは、知識や経験年数が増えることではなく、個別の出来事に振り回されずに、構造で理解できるようになることです。うまくいかない仕事を前にしたとき、「これは収益構造の問題だ」「これはインセンティブ設計の問題だ」と捉えられる状態を指しています。

続いて、ビジネスの本質を「変わらない構造」と置きました。商品や価格のような表層は変化が早く、売上と費用をどう設計するかというビジネスモデルは変わりうるものです。そのうえで「利益=売上−費用」は変わりません。

本質を見抜くには、ばらばらに見える事例のあいだにある共通項を見つける必要があります。要素に分け、関係を整理する図解は、その共通項を見つけるための道具だ、とお話ししました。

終わりに、情報を集めて構造にすることはいま生成AIが得意としている、では人間に残る役割は何か、という問いを置いて後編につなぎました。
後編(2026年3月25日)「自分ごと化が加速する プロジェクトチームの作り方」
『ビジネスモデル3.0図鑑』は、職業も住む場所も違う15人の編集室で、4か月かけて50の事例を取材・執筆してつくった本です。メンバーのほとんどは、編集の経験がありませんでした。後編では、前編の問いに「人を巻き込み、自分ごとにさせること」と答えたうえで、このチームのメンバーが自分から動けた理由を、5つの要素に分けてお話ししました。

- 居場所:1つの事例を1人が最後まで担当し、それぞれの役割をはっきりさせる
- 仕組み:図解の良し悪しや取材の手順を言葉にして、ガイドラインにまとめる
- 可視化:全事例の進み具合と担当者を、メンバーにも取材先の企業にも見えるようにする
- リズム:2週間に1回、編集会議で顔を合わせる
- 報酬:ボランティアにせず、印税の半分を編集室のメンバーで分ける

終わりに、この5つはAIエージェントに仕事を任せるときにも同じように要る、という話をしました。前編は構造で理解する力、後編は構造で人を動かす力、という組み立てです。

出演概要
- 日時:2026年2月25日(水)、3月25日(水) いずれも19:20開始
- 形式:オンライン配信
- 主催:株式会社KADOKAWA(永井経営塾)
- 出演:図解総研代表取締役社長 近藤哲朗
