大手電機メーカーで、戦略マップを使ったワークショップを行いました。レクチャーのあと、実在の事業を題材に、経営者の立場で戦略を選び、その理由を経営戦略のフレームワークで説明するワークです。

つくったもの

  • 意志決定のシート:資金調達、PR、顧客層、販売手数料、人材確保の5つの領域に、それぞれ3つの選択肢を並べたシートです。グループで議論して、領域ごとに1つを選びます
  • 理由説明のシート:選んだ戦略の理由を、フレームワークを使って説明するシートです。3C分析、事業ライフサイクル、ポーターの基本戦略、ビジネスモデルキャンバスなど11のフレームワークから使うものを選び、「問い→分析→仮説→結論」の順に書きます
  • レクチャーの資料:戦略マップの考え方を説明するスライドです

意志決定のシート。資金調達、PR、顧客層、販売手数料、人材確保の5つの領域に3つずつ選択肢が並び、選んだものにチェックを入れる

進め方

題材は、フリマアプリの会社です。先に市場に入っていたところへ競合が参入してきた時点に立ち、自分が経営者ならどんな戦略をとるかを、グループで議論して選びます。

選んで終わりにはしません。なぜその選択なのかを、フレームワークを使って説明します。たとえば「事業がいまどの成長段階にあるか」という問いを立て、事業ライフサイクルで分析し、仮説を置き、「だから資金調達はこう選ぶ」と結論を書きます。直感で選んだ戦略を、戦略マップの上にあるフレームワークと結びつけて言葉にする練習です。

理由説明のシートの上の部分。3C分析、SWOT分析、PEST分析、VRIO分析、事業ライフサイクル、事業ポートフォリオ、ファイブフォース分析、ビジネスモデルキャンバス、ポーターの基本戦略、バリューチェーン分析、ビジネスモデル図解から、使うフレームワークを選ぶ

当日は次の順で進めました。

  1. 戦略マップのレクチャー(40分)
  2. 戦略マップのワーク(70分)
  3. 全体共有(45分)
  4. ディスカッション(90分):戦略マップを自分たちの仕事にどう広げるかを話し合いました

このワークは、翌年に別の会社で行った戦略マップのワークショップで、資金調達とリスクを組み込んだゲームの形に発展させています。

概要

  • 実施時期:2024年2月
  • 形式:会場でのワークショップ
  • 図解総研の役割:ワークショップの企画、ワークシートと講義資料の作成、講師と当日の進行
  • 成果物:2枚組のワークシート、レクチャーの資料
  • 公開先:ワークショップの資料は公開していません